【基礎編③】株ってどうやって買うの?「証券会社」と「単元株」の仕組み

【基礎編①】で「株ってそもそも何?」、【基礎編②】で「株価はどうやって決まるの?」を学びました。

株がどういうものか、値段がどう決まるかが分かってきたところで、今日はもう一歩踏み込んだ疑問に答えていきます。

「実際に株を買うって、どうやるの?」

お店でお菓子を買うように、直接会社に行って「株をください」とお願いするわけではありません。今日は、株を買うための実際の仕組みを、一緒に学んでいきましょう!

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株を買うには「証券会社」を通す

株を買いたいと思ったら、まず「証券会社(しょうけんがいしゃ)」という会社を利用します。

証券会社とは、株を買いたい人と売りたい人の間に立って、取引の手助けをしてくれる会社のことです。

フリマアプリで何かを買うとき、直接相手の家に行ってお金を渡すわけではありませんよね。アプリという「仲介する仕組み」を使って、安全に取引をしています。

株も同じです。証券会社という「仲介する仕組み」を通すことで、安心して株の売買ができるのです。

証券会社には、店舗を持っている会社もあれば、インターネット上だけで取引できる「ネット証券」と呼ばれる会社もあります。

まずは「証券口座」を開設する

株を買うためには、まず証券会社に「証券口座(しょうけんこうざ)」というものを作る必要があります。

これは、銀行にお金を預けるための「銀行口座」と似たイメージです。

証券口座を開くと、その口座を通じて株の売買ができるようになります。口座を開くときには、名前・住所・生年月日などの登録や、本人確認の手続きが必要です。

未成年(18歳未満)の場合、多くの証券会社では、親などの保護者の同意や、保護者名義の口座と紐づけることが必要になります。自分1人だけの判断でどんどん株を買う、ということはできない仕組みになっているのです。

「単元株」ってどういうこと?

証券口座を開いたら、いよいよ株を買う準備です。ここで大切な言葉が出てきます。

「単元株(たんげんかぶ)」という仕組みです。

日本の株式市場では、多くの会社の株が「100株を1セットとして」取引されるルールになっています。この「100株のセット」のことを、1単元と呼びます。

「1株だけ買う」ということが基本的にはできず、「100株ぶんまとめて買う」のが基本のルールなのです。

たとえば、ある会社の株価が1,000円だったとします。この場合、1単元(100株)を買うには、

1,000円 × 100株 = 100,000円

というお金が必要になります。

「株価が1,000円だから、1,000円で買えるんだ」と思ってしまいがちですが、実際には単元株のルールがあるため、もっと大きなお金が必要になることが多いのです。

高い株、安い株、いろいろある

会社によって、1単元(100株)を買うために必要な金額は大きく違います。

たとえば、株価が高い会社は、単元株を買うのに数十万円〜数百万円が必要になることもあります。逆に株価が数百円程度の会社なら、数万円で単元株が買えることもあります。

「注文」を出して、初めて売買が成立する

証券口座を開いて、買いたい株を決めたら、次は「注文(ちゅうもん)」を出します。

【基礎編②】で学んだ「板」の仕組みを思い出してください。買いたい人と売りたい人の希望する値段が並んでいて、その値段が一致したときに売買が成立するのでしたね。

注文には、主に2つの出し方があります。

① 成行注文(なりゆきちゅうもん)

「今の値段でいいから、とにかく買いたい(売りたい)」という注文の出し方です。すぐに売買が成立しやすいですが、思っていたより高い(安い)値段で成立してしまうこともあります。

② 指値注文(さしねちゅうもん)

「この値段になったら買いたい(売りたい)」と、自分で希望の値段を指定する注文の出し方です。希望通りの値段で買える可能性がありますが、その値段にならなければ、いつまでも売買が成立しないこともあります。

株を買った後は、どうなるの?

無事に株を買うことができたら、その株はあなたの証券口座の中で保管されます。

その後は、こんなことが起こります。

① 株価が毎日動く

【基礎編②】で学んだ通り、株価は需要と供給によって毎日動きます。証券口座を見れば、今持っている株の値段がどう変化しているか確認できます。

② 配当がもらえることがある

【基礎編①】で学んだ「配当」を、決められたタイミングで受け取れることがあります。

③ いつでも売ることができる

株式市場が開いている時間であれば、いつでも自分の持っている株を売ることができます。

今日学んだことを整理しよう

  1. 証券会社に「証券口座」を開く
  2. 買いたい会社の株を選ぶ
  3. 「単元株(100株セット)」の金額を確認する
  4. 「成行」か「指値」で注文を出す
  5. 条件が合えば売買が成立し、株を持つことができる

今日学んだ言葉のまとめ

言葉意味
証券会社株を買いたい人と売りたい人の間に立って、取引を仲介する会社
証券口座証券会社で株の売買をするために開設する口座
単元株日本の株式市場で、多くの場合「100株」を1セットとして取引される仕組み
成行注文今の値段でとにかく売買したいときに出す注文
指値注文「この値段になったら」と、自分で希望の値段を指定する注文

「株を買う」というのは、証券会社という仕組みを通して、決まったルール(単元株など)に沿って、注文を出すという一連の流れでできています。

みなさんがもし将来、自分で株を買ってみたいと思ったときには、今日学んだ「証券口座」「単元株」「注文の出し方」という言葉が、きっと役に立つはずです。

【基礎編】シリーズ、次回もお楽しみに!


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