【投資家目線で読む】9月に9社が上場!IPOラッシュはなぜ起きた?akippaなど注目企業を紹介

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2026年9月、日本の株式市場でちょっと変わったことが起きています。

わずか1ヶ月の間に、9つもの会社が新しく上場(IPO)しました。

しかも、9月16日から18日の、たった3営業日の間に7社が集中して上場するという、過密なスケジュールになっています。特に9月18日は、4社が同じ日に上場しました。

「なんで、こんなに一気に上場が集中したの?」

今日はこの「なんで?」を一緒に考えながら、今回上場した会社をいくつか紹介していきましょう!

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今年は「IPOが少ない年」のはずだった

まず、面白いデータを紹介します。

2026年は、1月から9月末までの上場件数が、わずか31件。これは、直近5年間で最も少ないペースでした。

ところが、9月だけを見ると9件の上場があり、これは今年の月別で最多です。1〜9月の合計に占める9月の割合は、なんと約29%(約3割)にものぼります。

「全体的にIPOが少ない年なのに、なぜか9月だけIPOが多い」

これが、今回の『IPOラッシュ』の不思議なところです。

なぜ、9月に上場が集中したのか

理由の一つとして考えられているのが、「シルバーウィーク」の存在です。

2026年は、9月21日(月)から23日(水)まで、祝日が続く5連休がありました。この連休を挟むタイミングに合わせて、連休前に上場を済ませておきたい会社が集中したと考えられています。

  • お盆休み中に、通常はあまり出ない上場承認が6件も発表された
  • その結果、9月16〜18日の3営業日に、7社が集中して上場

「休みの前に駆け込みで済ませておこう」というのは、私たちの日常生活でもよくあることですよね。会社の上場スケジュールにも、似たような事情があったというわけです。

9月に上場した、注目の会社を紹介しよう

今回上場した9社の中から、特徴的な会社をいくつか紹介します。

akippa(アキッパ)|9月18日上場

akippa(証券コード:627A)は、空いている駐車場を貸し借りできる、駐車場シェアリングサービスを運営する会社です。

「アキッパ」というサービス名を、実際に見たことがある人もいるかもしれません。累計会員数は500万人を超えており、9月に上場した会社の中でもトップクラスの知名度を持つ会社です。

KOMPEITO(コンペイトウ)|9月11日上場

KOMPEITO(証券コード:618A)は、オフィスに置かれた冷蔵庫から、健康的なお惣菜やお菓子を購入できる「設置型健康社食」というサービス『OFFICE DE YASAI(オフィスでやさい)』を運営しています。

9月IPOのトップバッターとして、一番手で上場しました。

オーディオストック|9月16日上場

オーディオストック(証券コード:621A)は、100万点を超える音源を利用できる、著作権フリーのBGMや効果音を提供するサービスを運営する会社です。

動画配信が身近になった今の時代らしい、ネット上のコンテンツを支えるビジネスです。

IPOが集中すると、何が起きるのか

たくさんの会社が同時期に上場すると、投資家にとってはいくつかの注意点も生まれます。

①「買いの分散」が起きる

2社以上が同じ日に上場すると、投資家はその中で「どの会社に申し込むか」を選ぶことになります。すると、比較の結果、注目度が集まりにくい会社は買いが入りにくくなり、初値が公開価格を下回る「公募割れ」のリスクが高まることがあります。

②「資金枯れ」が起きる

IPOに申し込むための資金は、無限にあるわけではありません。上場が連続すると、投資家のお金が複数の会社に分散され、後半になるほど、1社あたりに向かう資金が少なくなっていく傾向があります。

つまり、同じように良い会社であっても、「いつ上場したか」によって、市場からの注目のされ方が変わってくるのです。

投資家として、IPOラッシュから学べること

①「上場すること」と「その後の値動き」は別の話

たくさんの会社が話題になっている時期こそ、一つひとつの会社の事業内容や業績を、冷静に確認することが大切です。

②「タイミング」も株価に影響する要因の一つ

同じくらい良い内容の会社でも、上場するタイミング(他に競合する上場が多いかどうか)によって、市場の反応が変わることがあります。

③件数の多さに惑わされない

「今月はIPOが多いから、なんとなく活気がありそうだ」という印象だけで判断せず、なぜ集中したのか、その背景を確認する視点を持つことが大切です。

今日学んだ言葉のまとめ

言葉意味
IPOラッシュ短期間に多くの会社が新規上場すること
公募割れ上場したときの初値が、事前に決めた公開価格を下回ること
買いの分散複数の会社が同時期に上場することで、投資家の資金が分かれてしまうこと
資金枯れIPOに向かう資金が、上場が連続することで不足していく状態

「9月にIPOが集中した」という一つの現象の裏には、シルバーウィークという日本ならではの休日事情や、投資家の資金の動きなど、いろいろな要因が関わっていました。

次に「今月はIPOが多いな」と感じたときは、「なぜこのタイミングに集中したんだろう?」と、その背景も一緒に考えてみてください。カレンダーの動きが、株式市場にも影響を与えていることが分かりますよ!


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