【基礎編①】で「株ってそもそも何?」、【基礎編②】で「株価はどうやって決まるの?」を学びました。
株がどういうものか、値段がどう決まるかが分かってきたところで、今日はもう一歩踏み込んだ疑問に答えていきます。
「実際に株を買うって、どうやるの?」
お店でお菓子を買うように、直接会社に行って「株をください」とお願いするわけではありません。今日は、株を買うための実際の仕組みを、一緒に学んでいきましょう!

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株を買うには「証券会社」を通す
株を買いたいと思ったら、まず「証券会社(しょうけんがいしゃ)」という会社を利用します。
証券会社とは、株を買いたい人と売りたい人の間に立って、取引の手助けをしてくれる会社のことです。
フリマアプリで何かを買うとき、直接相手の家に行ってお金を渡すわけではありませんよね。アプリという「仲介する仕組み」を使って、安全に取引をしています。
株も同じです。証券会社という「仲介する仕組み」を通すことで、安心して株の売買ができるのです。
証券会社には、店舗を持っている会社もあれば、インターネット上だけで取引できる「ネット証券」と呼ばれる会社もあります。
まずは「証券口座」を開設する
株を買うためには、まず証券会社に「証券口座(しょうけんこうざ)」というものを作る必要があります。
これは、銀行にお金を預けるための「銀行口座」と似たイメージです。
証券口座を開くと、その口座を通じて株の売買ができるようになります。口座を開くときには、名前・住所・生年月日などの登録や、本人確認の手続きが必要です。
未成年(18歳未満)の場合、多くの証券会社では、親などの保護者の同意や、保護者名義の口座と紐づけることが必要になります。自分1人だけの判断でどんどん株を買う、ということはできない仕組みになっているのです。
「単元株」ってどういうこと?
証券口座を開いたら、いよいよ株を買う準備です。ここで大切な言葉が出てきます。
「単元株(たんげんかぶ)」という仕組みです。
日本の株式市場では、多くの会社の株が「100株を1セットとして」取引されるルールになっています。この「100株のセット」のことを、1単元と呼びます。
「1株だけ買う」ということが基本的にはできず、「100株ぶんまとめて買う」のが基本のルールなのです。
たとえば、ある会社の株価が1,000円だったとします。この場合、1単元(100株)を買うには、
1,000円 × 100株 = 100,000円
というお金が必要になります。
「株価が1,000円だから、1,000円で買えるんだ」と思ってしまいがちですが、実際には単元株のルールがあるため、もっと大きなお金が必要になることが多いのです。
高い株、安い株、いろいろある
会社によって、1単元(100株)を買うために必要な金額は大きく違います。
たとえば、株価が高い会社は、単元株を買うのに数十万円〜数百万円が必要になることもあります。逆に株価が数百円程度の会社なら、数万円で単元株が買えることもあります。
「注文」を出して、初めて売買が成立する
証券口座を開いて、買いたい株を決めたら、次は「注文(ちゅうもん)」を出します。
【基礎編②】で学んだ「板」の仕組みを思い出してください。買いたい人と売りたい人の希望する値段が並んでいて、その値段が一致したときに売買が成立するのでしたね。
注文には、主に2つの出し方があります。
① 成行注文(なりゆきちゅうもん)
「今の値段でいいから、とにかく買いたい(売りたい)」という注文の出し方です。すぐに売買が成立しやすいですが、思っていたより高い(安い)値段で成立してしまうこともあります。
② 指値注文(さしねちゅうもん)
「この値段になったら買いたい(売りたい)」と、自分で希望の値段を指定する注文の出し方です。希望通りの値段で買える可能性がありますが、その値段にならなければ、いつまでも売買が成立しないこともあります。
株を買った後は、どうなるの?
無事に株を買うことができたら、その株はあなたの証券口座の中で保管されます。
その後は、こんなことが起こります。
① 株価が毎日動く
【基礎編②】で学んだ通り、株価は需要と供給によって毎日動きます。証券口座を見れば、今持っている株の値段がどう変化しているか確認できます。
② 配当がもらえることがある
【基礎編①】で学んだ「配当」を、決められたタイミングで受け取れることがあります。
③ いつでも売ることができる
株式市場が開いている時間であれば、いつでも自分の持っている株を売ることができます。
今日学んだことを整理しよう
- 証券会社に「証券口座」を開く
- 買いたい会社の株を選ぶ
- 「単元株(100株セット)」の金額を確認する
- 「成行」か「指値」で注文を出す
- 条件が合えば売買が成立し、株を持つことができる
今日学んだ言葉のまとめ
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| 証券会社 | 株を買いたい人と売りたい人の間に立って、取引を仲介する会社 |
| 証券口座 | 証券会社で株の売買をするために開設する口座 |
| 単元株 | 日本の株式市場で、多くの場合「100株」を1セットとして取引される仕組み |
| 成行注文 | 今の値段でとにかく売買したいときに出す注文 |
| 指値注文 | 「この値段になったら」と、自分で希望の値段を指定する注文 |
「株を買う」というのは、証券会社という仕組みを通して、決まったルール(単元株など)に沿って、注文を出すという一連の流れでできています。
みなさんがもし将来、自分で株を買ってみたいと思ったときには、今日学んだ「証券口座」「単元株」「注文の出し方」という言葉が、きっと役に立つはずです。
【基礎編】シリーズ、次回もお楽しみに!
- 本記事における個別銘柄や投資に関する記載は、あくまで情報提供のみを目的としたものであり、特定の株式の売買や投資を推奨・勧誘するものではありません。また、将来の投資成果等を示唆・保証するものではありません。実際の投資にあたっての最終決定は、ご自身の判断と責任において行っていただきますようお願いいたします。
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