子どもの金融教育とは?小学生・中学生・高校生まで年齢別にわかる完全ガイド

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「お金のことは、何歳から教えればいいのだろう」
「投資の話まで子どもにする必要があるのかな」
「学校でも習うなら、任せておけば十分では?」

子どもの金融教育について調べ始めると、こうした疑問にぶつかる保護者の方は少なくありません。金融教育というと難しく聞こえますが、実際にはおつかいや毎日のニュースなど、身近なところから始められます。

この記事では、次のようなポイントを順番に解説します。

  • 子どもの金融教育が「貯金や節約」だけではない理由
  • 小学生・中学生・高校生それぞれの年齢で学べること
  • 家庭で始められる取り組みと、保護者が気をつけたいこと

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子どもの金融教育とは?

「金融教育」と聞くと、「無駄づかいをしない」「お年玉を貯金する」といった内容を思い浮かべる方が多いかもしれません。もちろんそれも大切ですが、金融教育の範囲はもう少し広く、次のような内容を含みます。

お金を使う

限られたお金の中で、何を買うかを選ぶ力。同じ500円でも、お菓子を買うか、少し我慢して本を買うかで満足度は変わります。

お金を貯める

今すぐ使わずに、将来のために取っておく考え方。「3か月貯めればあのおもちゃが買える」という経験は、計画を立てる練習になります。

働いて得る

お金は誰かが働いた対価として生まれるもの。保護者の仕事やお店で働く人の姿を通して、お金と労働のつながりを知ります。

社会の中でお金が動く

コンビニで買ったジュースの代金は、お店、飲料メーカー、運送会社、原材料の生産者などに分かれて届きます。

企業や経済との関係を知る

身の回りの商品の多くは企業がつくっています。企業がどう売上を上げ、給料を払い、新商品を開発しているのかを知ると、経済のニュースが身近になります。

リスクについて考える

お金に関する選択には、思い通りにならない可能性がつきもの。「うまい話には注意が必要」という感覚も大切な学びです。

    つまり子どもの金融教育は、お金の管理方法だけでなく、お金を通して社会の仕組みを理解し、自分で考えて選ぶ力を育てる教育と捉えるとわかりやすくなります。

    なぜ子どものうちから金融教育が必要なのか

    保護者世代が子どもだった頃と比べて、子どもを取り巻くお金の環境は大きく変わっています。

    たとえばキャッシュレス決済です。スマートフォンやカードでの支払いが当たり前になり、便利な一方で「お金が減っている」という実感を持ちにくくなっています。

    ネットショッピングサブスクリプション(月額料金を払って使い続けるサービス)も身近になりました。ゲームの課金や動画配信サービスなど、子どもが自分で申し込めるものもあります。月々の支払いが積み重なるといくらになるかを考える力は、早いうちから身につけておきたいところです。

    広告やSNSの影響も見逃せません。動画の中で紹介される商品や、「簡単に稼げる」といった投稿に触れる機会は増えています。「これは広告かな」「本当かな」と立ち止まる習慣は、金融教育と深く関わっています。

    さらに、物価の変化や税金働くこと、将来の資産形成(長い時間をかけて財産を築いていくこと)も、いずれ子ども自身が向き合うテーマです。2022年には成年年齢が18歳に引き下げられ、高校の家庭科でも資産形成に関する内容が扱われるようになりました。

    ただ、金融教育は「将来困らないように」と不安から始めるものではありません。お金の話は、子どもが社会に目を向ける入り口にもなります。身近な疑問を一緒に考えることから、気軽に始めてみてください。

    金融教育は何歳から始める?

    結論からいうと、金融教育は何歳からでも始められます。大切なのは、年齢に合った内容を選ぶことです。ここでは目安として、年齢ごとの学びの例を紹介します。

    未就学〜小学校低学年

    この時期は、お金に触れる体験そのものが学びになります。

    お金と物を交換する

    お店で自分で代金を払い、おつりを受け取る経験は、お金の役割を知る最初の一歩です。

    欲しいものと必要なものを分ける

    「今日は100円までね」と決めて、その中で何を選ぶかを考えてもらいます。

    商品をつくっている会社を知る

    好きなお菓子のパッケージを見て、「どこの会社がつくっているのかな」と一緒に確認するだけでも、企業の存在に気づくきっかけになります。

    小学校高学年

    計算や社会科の知識が増えるこの時期は、お金と社会のつながりに目を向けられるようになります。

    企業の役割

    会社は商品やサービスを提供し、その対価を受け取って活動していることを知ります。

    売上と利益の基本

    「100円のジュースが売れても、100円すべてがもうけになるわけではない」という話から、売上と利益の違いを学べます。

    ニュースと商品の関係

    「猛暑でアイスがよく売れた」「原材料が値上がりしてお菓子の値段が上がった」といったニュースは、小学生にも理解しやすい題材です。

    価格が変わる理由

    人気のある商品は品薄になり、値段が上がることがある、といった需要と供給の考え方に触れられます。

    中学生

    社会科で経済の仕組みを本格的に学び始める中学生は、より広い視点でお金を考えられるようになります。

    企業同士の違いと業界

    同じ飲料をつくる会社でも、得意な商品や販売地域が違います。自動車、食品、通信など、似た事業を行う企業のまとまりを知ると、ニュースの理解が深まります。

    景気と物価

    世の中全体のお金の動きや、商品の値段の全体的な水準が、企業や家計にどう影響するかを考えます。

    為替

    円安になると輸入品の値段が上がりやすい、といった身近な影響から学べます。

    ニュースと企業活動の関係

    新商品の発表や工場の建設といったニュースが、企業にとってどんな意味を持つのかを考えます。

    リスクとリターンの基本

    大きな成果が期待できる選択ほど、思い通りにならない可能性も大きくなりやすい、という考え方に触れます。

    高校生

    高校生になると、大人と同じ情報に触れながら、自分で比較・判断する学びへと進めます。

    企業の決算

    売上は増えたのに利益は減った、というケースもあります。その理由を考えることで、企業活動への理解が深まります。

    金利

    住宅ローンや預金など、将来の生活にも直結するテーマです。

    為替と経済指標

    ニュースで目にする数字の意味がわかると、社会の見え方が変わります。

    複数の情報を比較する

    一つの記事だけでなく、企業の発表や別のニュースと照らし合わせて考える姿勢を身につけます。

    投資に伴う不確実性

    株式などの価格はさまざまな要因で上下し、将来を確実に予測することはできません。損失が出る可能性もあることを理解しておくことが大切です。

    年齢別の学びを一覧で確認しよう

    年齢主なテーマ家庭での取り組み例
    未就学〜小学校低学年お金と物の交換、欲しいものと必要なものおつかい、予算を決めた買い物
    小学校高学年企業の役割、売上と利益、価格が変わる理由お小遣いの管理、商品と会社を調べる
    中学生業界、景気、物価、為替、リスクとリターンニュースを要約して説明する
    高校生決算、金利、経済指標、不確実性複数の情報の比較、架空資金での投資シミュレーション

    年齢が上がるにつれて、金融教育は「お金をどう管理するか」から「お金を通して社会や経済をどう見るか」へと広がっていきます。

    家庭でできる金融教育

    金融教育は、特別な教材がなくても家庭の中で始められます。年齢に応じて取り入れやすい方法を紹介します。

    お小遣いを任せる(小学校低学年〜)

    決まった額を渡し、使い道を子ども自身に任せます。低学年なら週単位、高学年以上なら月単位にすると、計画を立てる練習になります。使いすぎて困る経験も、小さな金額のうちなら大切な学びです。

    買い物とレシートで振り返る(未就学〜)

    スーパーで「同じ量ならどちらが安い?」と比べてもらったり、予算内で夕食の材料を選んでもらったりすると、価格を意識する習慣がつきます。買い物のあとにレシートを一緒に見て、何にいくら使ったかを振り返るのも効果的です。

    身近な商品の価格に注目する(小学校中学年〜)

    「このお菓子、前より少し小さくなったね」「去年より値段が上がっているね」といった気づきは、物価の変化を考える入り口になります。

    ニュースや企業のホームページを一緒に見る(小学校高学年〜)

    夕食時にニュースを見ながら、「この話は私たちの生活に関係あるかな」と問いかけてみてください。よく使う文房具やゲーム機をつくっている会社のホームページを一緒に見るだけでも、企業を身近に感じられます。中学生以上なら、気になったニュースを一つ選んで説明してもらうのもよい練習です。

    株価の動きを眺める・架空資金で体験する(小学校高学年〜)

    知っている企業の株価が、ニュースの前後でどう動いたかを眺めてみます。目的は値上がりや値下がりを当てることではなく、「価格はさまざまな要因で動く」ことを知ることです。

    実際のお金を使わずに、仮のお金で株の売買を体験する投資シミュレーションという方法もあります。お金を失う心配がないため、企業を調べたり、判断の理由を考えたりすることに集中できます。

    株式投資を金融教育の教材にする方法

    「子どもに株式投資を教える」と聞くと、もうけ方を教えるイメージを持つ方もいるかもしれません。しかし金融教育の観点では、株式投資は社会や経済を学ぶための教材として活用できます。

    株式とは、企業が活動資金を集めるために発行するもので、株を持つことはその企業の一部を持つことを意味します。この仕組みを題材にすると、次のような流れで学びを進められます。

    STEP
    企業と商品を知る

    「この会社は何をしているのか」「普段使っている商品はどの会社から生まれているのか」を調べます。

    STEP
    ニュースを見て経済とつなげる

    新商品や業績、社会の出来事が企業にどう関わるのかを考えます。

    STEP
    自分で情報を集める

    企業のホームページや決算の資料、ニュースなど、複数の情報源にあたります。

    STEP
    判断理由を言葉にする

    「なぜこの企業に注目したのか」を書き出し、考えを整理します。

    STEP
    結果を振り返る

    自分の予想と実際の動きを比べ、「何を見落としていたのか」「別の見方はなかったか」を考えます。

    ここで必ず押さえておきたいのは、株価は予想通りに動くとは限らないということです。よく調べて判断しても、値下がりすることはあります。ニュースや業績、世の中全体の動きなど、株価はさまざまな要因で変動するため、確実な予測はできません。

    そのため、学習の場では結果だけで正解・不正解を決めないことが大切です。値下がりした場合でも、理由を持って判断し、その後に振り返ることができていれば、それは十分に意味のある学びです。

    金融教育で保護者が気をつけたいこと

    利益だけを強調しない

    「もうかった」「損した」という結果ではなく、どのように考えたかというプロセスに目を向けます。

    正解を押し付けない

    お金の使い方や企業の見方に、ひとつの正解はありません。子どもの意見にも耳を傾けましょう。

    値上がり=成功、値下がり=失敗としない

    価格の動きは本人の努力だけでは決まりません。判断の理由や振り返りを評価します。

    子ども自身に理由を考えさせる

    「どうしてそう思ったの?」と問いかけるだけで、考えを言葉にする練習になります。

    SNSなどの情報をそのまま信じない

    「必ずもうかる」「今すぐ始めないと損」といった情報は、誰がどんな目的で発信しているのかを一緒に考えます。

    一つの情報だけで判断しない

    ニュース、企業の発表、別の記事など、複数の情報を比べる習慣をつけます。

    実際のお金を使わなくても学べる

    架空のお金を使ったシミュレーションでも、調べる・判断する・振り返るという学びは十分に得られます。

    家庭だけで続けるのが難しい場合

    保護者自身がお金や経済に詳しくない場合や、忙しくて時間が取れない場合は、外部の学びの場を活用する方法もあります。

    絵本から中高生向けの入門書まで幅広く、自分のペースで読めます。

    金融教育教材

    金融機関や公的機関が、無料の教材やワークシートを公開していることもあります。

    親子イベント

    金融機関や自治体などが開く講座は、単発で参加しやすいのが特徴です。

    オンライン教材

    動画やアプリで、スキマ時間にも取り組めます。

    金融教育教室・習い事

    講師のもとで継続的に学べ、同世代の仲間と意見を交わせるのが魅力です。

    学び方の一例として、カブサーという体験型の金融教育サービスがあります。カブサーは小学生から高校生までを対象に、株式投資を教材として企業や経済について学ぶプログラムです。実際のお金は使わず、架空の資金で日本株の売買をシミュレーションします。

    学習では、企業を調べ、ニュースに目を通し、自分なりの理由を持って判断し、その結果を振り返るという流れを大切にしています。株で利益を出すことを目的とするのではなく、社会や経済を自分ごととして考える力を育てることを重視しています。

    どの方法が合うかは、子どもの年齢や興味、家庭の状況によって異なります。まずは本やイベントなど気軽なものから試し、子どもの反応を見ながら選んでいくとよいでしょう。

    この記事のポイントを整理しよう

    子どもの金融教育で大切にしたい5つのこと

    1. 金融教育は貯金や節約だけでなく、社会の仕組みを知る学び
    2. 年齢に合わせて、身近な買い物から企業・経済へと広げていく
    3. お小遣いやニュースなど、家庭の中で始められる
    4. 株式投資は、企業や社会を知るための教材として活用できる
    5. 結果よりも、理由を持って判断し振り返ることを大切にする

    この記事で出てきた言葉

    言葉意味
    売上商品やサービスが売れた金額の合計
    利益売上から、材料費や人件費などの費用を引いて残った金額
    景気世の中全体で、お金の動きが活発かどうか
    物価さまざまな商品やサービスの値段の、全体的な水準
    為替円とドルなど、異なる通貨を交換するときの比率
    金利お金を借りたり預けたりするときにつく、利子の割合
    決算企業が一定期間の成績をまとめて発表するもの
    経済指標物価の動きや失業率など、経済の状態を数値で表したもの

    まとめ

    子どもの金融教育は、投資で利益を出すための教育ではありません。お金を使う、貯める、働いて得るといった基本から始まり、年齢が上がるにつれて、企業や経済、ニュースへと視野が広がっていく学びです。

    大切なのは、子どもが社会や企業について考えるきっかけをつくることです。今日の買い物やニュースの話題から、親子でお金の話を始めてみてください。


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    もし「子ども向けの金融教育を探している」「子どものうちから金融リテラシーを身につけさせたい」「世の中には色んな会社があることを学ばせたい」「投資の仕組みを知ってほしい」という方は、ぜひカブサーの無料体験レッスンをお申し込みください。株の仕組み、会社の仕組みを丁寧にわかりやすく解説します。

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