今朝(2026年6月15日 午前5時)、日本中が眠れない夜を過ごしたのではないでしょうか?
FIFA ワールドカップ2026
グループF第1節 オランダ 2 – 2 日本
2度リードを許しながら、後半12分に中村敬斗、後半44分に小川航基がゴールを決めて土壇場で追いついた日本代表。強豪オランダ相手に勝ち点1を獲得しました!
「やった!ドロー!」
テレビの前で盛り上がったみなさんも多いはずです。
でも今日は、この興奮をちょっと違う視点から見てみましょう。
「W杯が始まると、株価はどう動くの?」
今日はスポーツと株式市場が交わる「イベント投資」という面白い世界を一緒に探ってみましょう!

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W杯の経済規模ってどのくらい大きいの?
まず、今大会の規模感をご紹介します。
2026年FIFAワールドカップは6月11日から7月19日まで、アメリカ・カナダ・メキシコの3か国共同で開催されています。出場国が従来の32か国から48か国に拡大され、試合数も104試合と過去最大規模になりました。
経済効果はどのくらいかというと…
- 放映権料
FIFA全体で約60億ドル(約9500億円)以上 - スポンサー収入
世界中の大企業がロゴを見せるために数百億円を投じる - 観光消費
開催国アメリカに世界中からファンが集まり、ホテル・飲食・交通が潤う - グッズ・ユニフォーム
日本代表のユニフォームだけで数十億円規模が動く
オリンピックを凌ぐとも言われる世界最大のスポーツイベント。これだけの経済効果があるなら、株式市場が動かないわけがありません。
「イベント投資」ってどういうこと?
投資の世界には「イベント投資」という考え方があります。
大規模なスポーツイベントが開催されることで業績が拡大する会社の株を買って、株価の上昇を狙う投資手法のことです。
どんな会社の業績が上がるのか。つまり、「誰が得をするか」を考えることがポイントです。
直接恩恵を受ける会社
① 放送局・配信サービス
W杯は史上最も視聴率が高いスポーツイベントの一つです。テレビ局は視聴率が上がれば広告収入が増えます。NHKがW杯を34試合生中継、日本テレビ・フジテレビも多くの試合を放送予定で、テレビ広告市場が活況になります。
② スポーツ用品メーカー
日本代表の活躍が続けば続くほど、ユニフォームやサッカーボールが売れます。アディダス・ナイキといった世界的なスポーツブランドはもちろん、日本ではアシックス(7936)などにも注目が集まります。
③ 飲食・コンビニ
「試合を見ながら食べるもの・飲むもの」の需要が急増します。試合がある深夜・早朝に合わせてコンビニの売上が伸びやすく、生ビールの消費量も増えます。
④ 旅行・宿泊(現地開催国向け)
今回はアメリカ・カナダ・メキシコが開催国。現地に行くファン向けの航空券・ホテル需要が急増します。エアビーアンドビー(Airbnb)のような民泊サービスが特に注目されています。
「日本が勝つほど株価が上がる」は本当?
2002年の日韓大会、2022年のカタール大会では、日本代表の躍進が国内視聴率と消費を押し上げ、日本株市場でも関連銘柄に物色が広がりました。
過去のデータを見ると、「日本が勝利した翌日」は関連銘柄が買われやすいという傾向があります。
なぜかというと…
- 試合の視聴率が上がる
- 「次も見たい!」という人が増えてスポーツコンテンツの価値が上がる
- テレビ局・スポンサー企業への広告効果が高まる
- ユニフォームやグッズが売れる
という連鎖が起きるからです。
今朝の日本vsオランダの試合は「ドロー(引き分け)」でした。「勝利」ではないものの、強豪オランダ相手に2-2で追いついた日本代表の粘り強さは、視聴者の「次も応援したい!」という気持ちを十分に盛り上げたはずです。次戦(6月21日チュニジア戦)への期待感がさらに高まる結果といえます。

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注目の日本株「W杯関連銘柄」
放送・コンテンツ系
日本テレビホールディングス(9404) / フジ・メディア・ホールディングス(4676)
今回の2026年大会で、NHKと共に地上波での生中継権を獲得したテレビ局です。昨今は「テレビ離れ」と言われますが、W杯の日本戦のような国民的イベントでは一気に視聴者がテレビの前に戻ってきます。視聴率が跳ね上がれば、そこに流れる「テレビCM(広告収入)」の価値も急上昇するため、業績への直接的なプラス効果が期待される大本命の銘柄です。
スポーツ用品系
アシックス(7936)
日本を代表するスポーツブランド。日本代表の活躍が続くほど「アシックスの靴を履いたあの選手!」というブランド露出効果が高まります。
飲食・消費系
ビール大手各社(アサヒグループHD 2502 / キリンHD 2503)
「試合観戦中にビール」の需要がW杯期間中に急増します。特に日本が好成績を残すと消費が活発になります。
「イベント前に買って、イベント後に売る」の落とし穴
ここで投資家として大切な注意点があります。
「W杯が始まったから関連株を買おう!」という判断をするとき、実は「もう遅いかも」という視点が必要です。
カブサーで学んだ「好材料出尽くし」を覚えていますか?
W杯が始まる前から「W杯が来れば業績が上がるはず」と期待して、投資家はすでに関連株を買い始めています。つまり、W杯が開幕した今日の時点では、すでに「W杯への期待」が株価に織り込まれている可能性があります。
過去のデータでは「大会が始まってから買っても遅い」「むしろ大会中盤以降は反動で下がる」という例も多くあります。
投資家が「イベント投資」で気をつけるポイントはこうです。
| タイミング | 株価の動き(一般的な傾向) |
|---|---|
| 大会の1〜3か月前 | 期待感から関連株が上昇しやすい |
| 大会開幕直前 | 「好材料出尽くし」で売られることも |
| 大会中(日本が活躍) | 関連株に物色が入りやすい |
| 大会後 | 期待はく落で株価が下がりやすい |
「日本が勝ったから買い!」という感情的な判断ではなく、「いつ買って、いつ売るか」のタイミングを冷静に考える。これがイベント投資のコツです。
まとめ:スポーツを「投資家の目線」で見よう
| キーワード | 意味 |
|---|---|
| イベント投資 | 大型イベントで業績が上がる会社の株を狙う投資手法 |
| 放映権 | テレビ・配信でスポーツを流す権利。巨額のお金が動く |
| 期待の織り込み | 「良いことが起きる前から株価が上がる」現象 |
| 好材料出尽くし | 期待が現実になった瞬間に「もう売ろう」という動きが出ること |
日本vsオランダの2-2ドロー。「惜しかった!」と感じたか「粘れた!」と感じたかは人それぞれですが、投資家は「この試合結果が関連銘柄にどう影響するか」という視点でも試合を見ています。
次戦は6月21日チュニジア戦です。日本代表の躍進とともに、関連銘柄の株価がどう動くかも一緒にチェックしてみてください!
- 本記事における個別銘柄や投資に関する記載は、あくまで情報提供のみを目的としたものであり、特定の株式の売買や投資を推奨・勧誘するものではありません。また、将来の投資成果等を示唆・保証するものではありません。実際の投資にあたっての最終決定は、ご自身の判断と責任において行っていただきますようお願いいたします。
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