ニュースや新聞で、最近よく見かけるようになった言葉に「レアアース」があります。
「なんだか難しそう…」
「理科の話?投資と関係あるの?」
と思うかもしれませんが、実はレアアースはこれからの社会や株式投資を考えるうえで、とても大事な材料です。
そこで今回は、
- レアアースって何?
- なぜ今、世界中で話題になっているの?
- どんな会社や業種に影響がありそう?
を、投資家の目線でやさしく説明していきます。
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そもそもレアアースってなに?
レアアースは、日本語では「希少金属(きしょうきんぞく)」とも呼ばれます。名前だけ聞くと「とても少ない金属」に思えますが、実は地球にまったく無いわけではありません。
ポイントはここです。
- たくさん使われている
- でも、掘り出したり集めたりするのが大変
だから「レア(貴重)」と言われています。レアアースは、こんなものに使われています。
- スマートフォン
- 電気自動車(EV)
- 風力発電
- ハイブリッド車
- 半導体や精密機械
つまり、今の便利な生活を支えている縁の下の力持ちのような存在です。
なぜ今、レアアースが話題になっているの?
今、レアアースが注目されている一番の理由は、「どこの国が持っているか」です。世界で使われているレアアースの多くは、中国で作られたり、中国を通して供給されたりしています。
ここで問題になるのが、
- 国どうしの関係が悪くなったらどうなる?
- もし輸出を止められたら?
という点です。
最近の世界では、「中国の対立」「安全保障(国を守ること)への意識の高まり」などから、「レアアースを中国に頼りすぎるのは危ないよね」という考えが強くなっています。そのため、日本・アメリカ・ヨーロッパでは、レアアースを自分たちで確保しようという動きが進んでいます。
これが、今レアアースがニュースでよく出てくる理由です。
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投資家はこのニュースをどう見ている?
投資家は、レアアースのニュースを見ると、こんなことを考えます。
- これからレアアースは足りなくなる?
- 値段は上がりそう?
- 誰が困って、誰が得をする?
つまり、「これからお金がどこに集まりそうか」を考えています。レアアースが重要になるほど、レアアースを持っている会社・レアアースを使う会社の株価が動きやすくなります。
影響が出やすい業種
①レアアースを採掘・資源開発する会社
レアアースのニュースが出たとき、投資家が真っ先に注目するのは「レアアースをどこが最初に手にできるのか」です。
なぜなら、「足りなくなるかもしれない」「値段が上がるかもしれない」という話になると、いちばん最初に関わっている会社ほど、影響を受けやすいからです。
日本はレアアースをほとんど輸入に頼っていますが、「これからは、ほかの国に頼りすぎないようにしよう」という動きが強まっています。そのため、採掘や資源開発に関わる会社が、将来の大切な存在として注目されているのです。
たとえば、
- 住友金属鉱山(5713)
ニッケルやレアメタルを扱う大手資源会社。
電池材料やレアアース関連で名前が出やすい企業です。 - 三井金属(5706)
鉱山開発から金属材料まで手がける会社。
レアメタル全体のテーマで注目されやすい銘柄です。 - DOWAホールディングス(5714)
採掘だけでなく、金属の回収・再利用(リサイクル)にも強みがあります。
投資家はこうした会社を見て、「レアアースの価値が上がったら、この会社の材料も高く売れるかもしれない」と考えます。
②レアアースを精製・材料化する会社
掘り出したレアアースは、そのままでは使えません。「不純物を取りのぞく」「使いやすい材料に加工する」といった工程を担う会社も重要です。
- 三菱マテリアル(5711)
- JX金属(5016)
これらの会社は、「原料不足」「供給の安定」というテーマで注目されやすくなります。
③電気自動車・モーター・電池関連
レアアースは、モーターや電池に欠かせない材料です。
そのため、
- トヨタ自動車(7203)
- デンソー(6902)
といった会社も影響を受けます。レアアースが高くなると、部品の値段が上がり、コストに影響する可能性があります。
④半導体・ハイテク関連
スマホやAI、半導体の製造にもレアアースは使われています。
- 東京エレクトロン(8035)
- SCREENホールディングス(7735)
こうした会社は、材料が止まること=工場が止まるリスクにつながるため、レアアース関連のニュースに敏感です。
投資家視点のまとめ
レアアースのニュースを見たときは、次の順番で考えると投資家っぽくなります。
- まず「採掘・資源開発に関わる会社」
- 次に「加工・材料をつくる会社」
- そのあと「レアアースを使って製品をつくる会社」
この流れで見ると、「誰が一番先に影響を受けるか」「チャンスが来やすいのはどこか」が見えてきます。ニュースを産業の流れ(上流→下流)で考える。これが、投資家目線の大切な考え方です。
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