PER(株価収益率)ってなに?株の割高/割安を見抜くヒント

「この株って高いの?それとも安いの?」

株を見ていると、「PER」という聞き慣れない言葉を目にすることがあります。
PERが高いと割高? 低いとお買い得?
でも、数字だけ見てもよくわからないし、ニュースでもあまり詳しく教えてくれません。

カブサーでは、このPERを株の値札を読み解くヒントとして、子どもでもわかるようにやさしく伝えています。
今回は「PERってなに?」「どう使えばいいの?」という疑問に答えながら、なんとなく買いから理由がある投資へと進む第一歩を解説します。

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PER=儲けの何年分で今の株価?

PERとは「株価収益率(Price Earnings Ratio)」のこと。カンタンに言うと、

会社の1年分の利益で、今の株価を取り戻すまでに何年かかるか?

を表した数字です。

たとえば…

  • 株価:1,000円
  • 1株あたりの利益(EPS):100円

この場合、PERは「1,000 ÷ 100 = 10倍」になります。つまり「10年分の利益で今の株価を回収できる」ということ。

PERが高いとどうなる?低いとどうなる?

PERの数字どういう意味?見方のヒント
高い
例:30倍
株価が利益に対して高い将来の成長に期待されている可能性大。ただし期待先行すぎることも。
低い
例:8倍
株価が利益に対して割安今は人気がない or 成長が鈍い可能性もある。掘り出し物かも?

子どもに伝えるPERのたとえ話

PERを子どもに説明するとき、カブサーではこんなたとえを使います。

クレープ屋さんが1年で10万円もうけているとします。
そのお店を100万円で買ったら、10年で元が取れる。つまり、PERは10倍ということ。
でも、そのクレープ屋さんがこれからもっと人気になって、毎年20万円もうかるなら、5年で元が取れる=実質PERは5倍になるかも!

PERは「今の値段で買って、何年で回収できるのか」という時間で見るとわかりやすくなります。

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PERは判断のヒントになる数字

PERはあくまで参考指標のひとつ。「低ければ買い、高ければダメ」という単純な話ではありません。

  • PERが高くても
    →将来の伸びが期待できる会社なら納得できるかも
  • PERが低くても
    → 業績が下がる予想なら安い理由があるかも

だからこそ、PERだけを信じるのではなく、「なぜこの数字なのか?」を考える目を育てることが大切なんです。

カブサーで伝えていること

カブサーでは、こんな問いかけを通してPERを学びます。

  • この会社のPERは何倍くらい?
  • まわりの同じ業界の会社と比べて高い?低い?
  • PERが高いのはどうして?期待されてる?それとも割高?

PERを見て、「この株、どう思う?」と自分の考えを持つこと。これがなんとなく投資から自分の判断で投資に変わる第一歩です。

PERは「今の株価に納得できるか?」を考える道具

PERは、企業の価値を判断するための大事なヒント。でも、それはすべてを決める答えではありません。大切なのは、数字を見た上で、こう考えることです。

「この会社の株価って、今の利益と比べて納得できる?将来も稼ぎ続けそう?それならこのPERでもいいかも!」

カブサーでは、こうした思考を通じて、数字を自分の言葉でとらえる力を育てています。


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