2025年10月4日、高市早苗さんが自民党の新しい総裁に選ばれました。その影響が、週明けの株式市場にすぐに現れました。
なんと、10月6日の日経平均は前週末比+2,175円と大幅上昇し、終値ベースで過去最高値を更新。しかも、これは今年2番目の上げ幅、戦後では歴代4位の大きさという記録的な動きでした。
今回はこの「新しいリーダーの誕生」が、なぜ株式市場をここまで動かしたのか?子どもにもわかりやすく、カブサー流にやさしく解説していきます。
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新しい総裁が決まると株が動くってどういうこと?
まず、政治と株がどうつながっているのか、を確認しておきましょう。
国のトップ(総裁・総理大臣)が変わると、
といった経済のルールや方針が変わる可能性があります。だからこそ、投資家たちは「新しいリーダーがどんなことを考えているか」にとても敏感になるんです。
高市新総裁は、もともと「財政支出を積極的に進める」という姿勢を持っており、「これから景気がもっと良くなるのでは?」という期待が投資家の間で一気に高まりました。
日経平均が史上最高値に!注目の銘柄は?
10月6日(月)の日経平均は、前営業日から2,175円高の47,944円76銭と大きく上昇しました(終値ベースで史上最高値)。これは以下のような背景が重なったためです。
これを受けて注目された業種はこちらです。
| 業種 | 理由 |
|---|---|
| 電気機器(アドテスト、東エレクなど) | 半導体やAI分野に政策支援の期待が集まる |
| 機械(ディスコ、三菱重工など) | 防衛・インフラ整備などの関連株が注目 |
| 不動産 | 金利が低く抑えられるとの見方が追い風に |
| 建設 | 公共事業増加の期待から |
| 証券・鉱業 | 投資マインドの高まりで上昇 |
東証プライム市場でも約97ポイントの上昇で、TOPIXも約2週間ぶりに最高値を更新しました。
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過去最高値だからといって安心はできない
「株が過去最高まで上がった」と聞くと、「景気がよくなっている証拠だ!」と思うかもしれません。でも、カブサーでは「なぜそうなったのか?」をきちんと考えるクセを大事にしています。
実は、今回の上昇は実績ではなく期待によるものが大きいのです。
- 政策はまだ何も実行されていない
- これから予算や法律を通して初めて形になる
- 世界情勢(特にアメリカや中国)に大きく左右される可能性も
つまり、「これからこうなるだろう」という空気が先に株価を動かしている状態です。そしてこういう時こそ、反動にも注意が必要です。
- 上がりすぎた株は、何かの拍子に下がることもある
- 期待が外れたら売られる可能性もある
株式市場は「期待と不安」が入り混じる場所だからこそ、冷静な目が必要です。
子どもと一緒に考える、「なぜ上がったの?」という問い
カブサーでは、今回のような株が大きく動いた日を、単なるすごい出来事として終わらせません。大事なのは、その裏側を一緒に考えることです。
ニュースを見て「ふーん」で終わらず、「なんで?」「本当にそうなる?」と疑問を持つことが、これからの社会で「考えて行動できる力」につながっていきます。
カブサーが伝えたいこと
2025年10月6日、株価は過去最高を更新し、歴史に残る1日となりました。でも、それは単なる「株の値段が高かった」という話ではなく、日本の未来に対するみんなの期待が一気に集まった瞬間でもありました。
そして、その期待が現実になるのか、それとも修正されるのか。それを見極める目を育てていくことが、カブサーが大事にしている投資を通じた教育です。
数字の背景にあるストーリーを、これからも子どもたちと一緒に読み解いていきます。
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