中国の軍事演習で飛行機が飛べない?投資家目線でニュースの裏側をのぞいてみよう!

ドキッとするニュース、自分に関係ある?

「中国が台湾の近くで軍事演習!」

こんなニュースを聞いても、「他の国は大変だなぁ」なんて感じていませんか?でも、実はこれ、私たちの生活にも大きく関係してくるかもしれないんです。例えば、楽しみにしていた冬休みの海外旅行。「飛行機が飛ばなくなりました」なんて連絡が来たら、すごくショックですよね。

このニュース、実際にたくさんの飛行機が飛べなくなり、多くの人の予定が狂ってしまいました。そして、こういうニュースは、ただの旅行トラブルでは終わりません。世界中のお金の流れ、つまり経済にも大きな波紋を広げます。投資家たちは、この波紋の先を読んで、次の一手を考えているのです。

この記事では、台湾の周りで何が起こったのか、そしてそれが私たちの生活や経済にどうつながっているのかを、投資家のような目線で一緒にのぞいてみましょう!

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【まずは基本から】台湾のまわりで何が起こったの?

ニュースを簡単にまとめると、「中国の軍隊が、台湾の周りの海や空で、大規模な軍事演習を行った」ということです。

特に、演習の中には「ロケット発射演習」も含まれていました。これは、実際にミサイルのようなものを発射する訓練のことで、とても緊張感のある出来事だったことがわかります。この演習のために、中国は「このエリアは危ないから入ってこないでください」という場所をいくつか設定しました。これが、今回の大きな混乱の原因になったのです。

10万人以上に影響!飛行機が飛べなくなったホントの理由

この軍事演習は、空の交通にとても大きな影響を与えました。具体的な数字を見てみましょう。

  • 影響を受けた国際線の数→857便
  • 影響を受けた乗客の数→10万人以上

驚くべきことに、この演習のうち、特に30日に行われるロケット発射演習だけで、10万人もの人の足がストップしてしまう見込みだと発表されたのです。

なぜ、こんなにたくさんの飛行機に影響が出たのでしょうか?その理由は、中国が台湾の周りに7カ所もの「進入禁止エリア」を設定したからです。このエリアが、飛行機が普段通るルートのほとんどをふさいでしまいました。その結果、日本と台湾を行き来する北東方向のルート以外は、ほとんど使えなくなってしまったのです。

「ルール違反だ!」台湾が怒っているワケ

この中国のやり方に対して、台湾の当局は「国際的なルールに対する重大な違反だ!」と強く非難しています。これにはちゃんとした理由があります。

世界には、「国際民間航空機関(こくさいみんかんこうくうきかん)(ICAO)」という、空の交通ルールを決めている世界的な組織があります。このICAOが決めたルールでは、今回のような軍事演習で飛行ルートに影響が出る場合、「遅くとも7日前までにお知らせしてください」と定められています。みんなが安全に準備できるようにするためですね。

ところが、中国がこの演習について通知したのは、なんと演習が始まるたった1日前でした。これでは、航空会社や空港が対応する時間がほとんどありません。だからこそ、台湾は「ルール違反だ。中国がわずか1日前に通知したことは国際規範と航行の慣例に重大に違反している」と怒っているのです。

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投資家はココを見る!ニュースが会社に与える影響って?

ここまでの話で、ニュースの事実関係はバッチリですね。では、いよいよ本題。これを投資家はどう見るのか、頭を切り替えてみましょう。

こういうニュースが出ると、投資家たちはすぐに「どの会社のビジネスに影響が出るかな?」と考え始めます。それは、会社のビジネスがうまくいかなくなれば、その会社の株価が下がるかもしれないし、逆にチャンスになる会社があれば、株価が上がるかもしれないからです。

影響を受けそうな会社ってどんなところ?

  • これはあくまで社会の仕組みを学ぶための「考え方の練習」で、特定の株を買うことを勧めるものではありません。
  • 航空会社
    飛行機を飛ばせなければ、お客さんから運賃をもらうことができません。また、進入禁止エリアを避けるために遠回りすれば、その分、燃料費がたくさんかかってしまいます。会社の利益が減ってしまうかもしれない、と投資家は考えます。
  • 旅行会社
    台湾への旅行ツアーを企画していた会社は、ツアーが中止になれば大きな損害を受けます。お客さんからのキャンセルが相次ぐかもしれません。ビジネスの機会を失うことになります。
  • 半導体(はんどうたい)をつくる会社
  • 台湾は、パソコンやスマートフォン、ゲーム機に欠かせない超重要な部品「半導体」の世界的な生産拠点です。特に台湾は「TSMC」という世界最大の半導体製造会社があるなど、世界のハイテク産業の心臓部とも言える場所。もしここの物流が止まれば、新しいスマホやゲーム機の発売が遅れるどころか、世界中の工場のラインがストップしてしまうほどのインパクトがある、と投資家は考えます。
  • 船で荷物を運ぶ会社
    空の道が軍事的な理由で閉ざされるということは、その地域全体の地政学的リスクが高まっているサインです。投資家は「次は海の道も…?」と考え、台湾海峡のような世界の物流の大動脈(だいどうみゃく)が不安定になる可能性を心配し始めます。

ニュースの「なぜ?」を考えると世界がもっと面白くなる

今回の一つのニュースから、たくさんのことが見えてきましたね。

中国の軍事演習が、10万人以上の人の旅行計画を狂わせただけでなく、空の交通に関する国際的なルール問題に発展し、さらには世界中のさまざまな会社のビジネスにも影響を与える可能性があることを見てきました。

ただニュースを「ふーん」と眺めるだけでなく、「なぜこうなったんだろう?」「この出来事で、誰が困って、誰が得をするんだろう?」と考えてみること。それが、社会の仕組みを理解する第一歩です。

これからニュースを見るとき、「この出来事は、どんな会社に関係があるかな?」と考えてみると、社会の仕組みがもっと立体的に見えてきて、世界がもっと面白くなるかもしれませんね!


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