みなさんは、せっかく買った株がどんどん下がってしまって、「なんで?ちゃんとした会社なのに!」と焦った経験はありますか?
実は、株価が下がる理由は「その会社がダメになったから」とは限りません。市場全体がまるで嵐のように荒れていて、みんな一緒に下がってしまう状況が起きることがあるんです。
これを投資の世界では「地合いが悪い(じあいがわるい)」と表現します。
今回は「地合いが悪い」ってどういう意味なのか、そしてそんなときにどう考えて行動すればいいかを一緒に学んでいきましょう!

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そもそも「地合い」って何?
地合い(じあい) とは、株式市場全体のムード・空気感のことです。
お天気に例えると分かりやすいです。
晴れの日は外に出たくなりますよね。市場全体が元気で、株価が上がりやすい状態が「地合いが良い」です。
逆に、大雨・嵐の日は外に出たくない。市場全体が暗くなって、ほぼすべての株が一緒に下がってしまう状態が「地合いが悪い」です。
ポイントは、「会社が悪くなったわけではない」ということ。お気に入りのゲーム会社の株を持っていても、嵐の日には一緒に下がってしまうことがあります。これが「地合いが悪い」状態です。
なぜ地合いが悪くなるの?
地合いが悪くなる原因は、大きく3つあります。
① 世界的な不安が広がるとき
戦争・感染症の流行・大きな自然災害など、世界で不安なニュースが続くと、投資家たちは怖くなって株を手放し始めます。「とりあえず現金に戻しておこう!」という心理が広がって、市場全体が下がります。
② モノの値段が上がりすぎるとき(インフレ)
食料品やガソリン、電気代などの値段がどんどん上がると、人々の生活が苦しくなります。それを抑えるために国が「金利」を上げると、株よりも「銀行に預けた方がトク」という流れになり、株が売られやすくなります。
③ アメリカの株が大きく下がるとき
世界の株式市場は、実はみんなつながっています。特にアメリカの市場はとても大きいので、アメリカの株が大きく下がると、まるで連鎖するように日本の株も一緒に引っ張られて下がることが多いです。
地合いが悪いときにやってはいけないこと
地合いが悪いとき、X(旧Twitter)や株の掲示板では、こんな声があふれます。
「まだまだ下がるぞ!」
「早く売って逃げろ!」
「もう終わりだ!」
こういうパニックに流されて「ヤバい!早く売らなきゃ!」と焦って売ってしまうのが、初心者がやってしまいがちな一番の失敗です。
なぜかというと、みんながパニックで売っているとき、株価は「本当の価値」より大きく下がりすぎていることが多いからです。そこで売ってしまうと、実は一番安いところで手放してしまうことになりかねません。
掲示板の雰囲気ではなく、「自分はなぜこの株を買ったのか?」という理由に立ち返ることが大切です。

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地合いが悪いときの正しい考え方5つ
考え方① 「会社の業績」で本当に大丈夫か確認する
株価が下がっていても、売上や利益がちゃんと伸びている会社なら、慌てて売る必要はありません。
考えてみてください。お気に入りのラーメン屋さんが「今日は嵐だから客が来ない」という理由で売上が一時的に落ちたとして、そのラーメンの美味しさは変わりますよね?嵐が晴れたらまた客は戻ってきます。
確認するポイントはシンプルです。
これができていれば、地合いの悪さで下がった株価は、いずれ回復してくる可能性が高いです。
考え方② チャートで「下げ止まりのサイン」を待つ
株価が下がっている最中に「安いから買いだ!」と飛びつくのはとても危険です。
投資の世界には「落ちてくるナイフは掴むな」という有名な格言があります。落ちてくるナイフを素手で掴もうとしたら、手を切ってしまいますよね。それと同じで、まだ下がっている株に飛びついてはいけません。
では、いつ買えばいいの?
注目したいのが「W底(ダブルボトム)」というチャートの形です。
底値を2回つけて「W」の文字のような形になった後、株価が上昇し始めると、「下げ止まったかも!」というサインになります。急いで買わず、こういうサインを確認してから行動することが大切です。

考え方③ 「次に上がる銘柄」を探す準備期間にする
地合いが悪いときは、次の上昇相場のための準備期間と考えましょう。
今すぐ買わなくていいです。まずは以下のようなリストを作ることが、次のチャンスをつかむための第一歩になります。
- 株価は下がっているけど、業績はずっと右肩上がりの会社を3つ探す
- チャートがすでに「W底」の形になりつつある会社を探す
焦らず準備することで、チャンスが来たときに迷わず動けるようになります。
考え方④ 積み立て投資は「むしろチャンス」と考える
毎月コツコツ投資信託などを積み立てている人にとって、地合いが悪い時期は実はおいしいタイミングです。
例えば、毎月1万円積み立てている場合を考えてみましょう。
株価が高いときは少ししか買えませんが、株価が下がっているときは同じ1万円でたくさん買えるんです。これを「ドルコスト平均法」といいます。
怖くなって積み立てをやめてしまうのは、一番もったいない行動です。嵐のときほど、コツコツ続けることが大切です。
考え方⑤ 「何もしない」も立派な作戦
すべてが下がっているとき、無理に何かしようとしなくていいこともあります。
現金を持ったまま待つのも、れっきとした投資の作戦です。
株式投資には必ず「上昇」と「下降」の波があります。今の嵐がずっと続くわけではありません。嵐が落ち着いたあとに、冷静に次の行動を考えましょう。
地合いが悪いときこそ、差がつく
地合いが悪いとき、パニックになって焦って動く人と、冷静にチャンスを待てる人では、その後の結果に大きな差がつきます。
大切なのは、「会社の業績(中身)」と「チャートのサイン」をセットで確認すること。
嵐はいつか晴れます。そのときに備えて、今から準備しておきましょう!
- 本記事における個別銘柄や投資に関する記載は、あくまで情報提供のみを目的としたものであり、特定の株式の売買や投資を推奨・勧誘するものではありません。また、将来の投資成果等を示唆・保証するものではありません。実際の投資にあたっての最終決定は、ご自身の判断と責任において行っていただきますようお願いいたします。
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