日経平均、ついに史上初の5万円突破!バブルから今までをざっくりまとめました

2025年10月27日、日経平均株価がついに5万円台に到達しました。ニュースで「史上最高値更新!」と聞いても、「すごいことらしいけど、何がどうすごいの?」とピンとこない人もいるかもしれません。特に子どもたちにとっては「日経平均ってなに?バブルってなに?」という感じでしょう。この記事では、株の基本からバブル時代の話、そしてなぜ今の日本株が注目されているのかまで、できるだけわかりやすく解説していきます。

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そもそも日経平均ってなに?

「日経平均株価(にっけいへいきんかぶか)」とは、日本を代表する会社の株価の平均値のことです。トヨタ、ソニー、任天堂、ユニクロなど、225社の有名企業が含まれていて、日本の景気がいいか悪いかをざっくり見るための体温計のようなものです。たとえば、企業の利益が伸びたり、経済が活発になったりすると日経平均が上がり、逆に不景気になれば下がります。

バブルとは?

~「夢のような時代」とその終わり~

「バブル景気」というのは、1980年代後半の日本がものすごく景気がよかった時代のことです。

  • 土地の値段がどんどん上がり、
  • 株も毎日のように値上がりし、
  • 「とりあえず買っておけば儲かる」という空気が広がっていました。

当時は「日本の土地だけでアメリカが全部買える」なんていう大げさな話が本気で言われていたほど。人々はこぞって株を買い、マンションを買い、ブランド品を持ち、まさにお金がじゃぶじゃぶ使われるすごい時代でした。
でもその景気はずっと続きませんでした。1990年にバブルが崩壊し、株価も土地も暴落。銀行は多額の不良債権を抱え、企業も倒産が相次ぎ、そこから長く厳しい「失われた30年」が続くことになります。

バブルのころに株を買った人はどうなった?

1989年、バブルの絶頂で日経平均は38,915円まで上がりました。しかしその後は長い下落と停滞が続き、その価格を超えるのに約34年もかかりました。終値でバブル期の最高値を超えたのは2024年2月。そこからわずか1年足らずで5万円台に到達したというのは、本当に歴史的なことなんです。
つまり、バブル期に株を買ってずっと持っていた人は、ようやく株価の数字としてはプラスになったということです(配当などを含めればもう少し前にプラスになっていた人もいます)。

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なぜ今、日本株が注目されているのか

最近、日本の株がとても注目されています。その理由はいくつかあります。

【理由①】円安で日本企業の利益が増えた

1ドル150円以上という「円安」の影響で、海外で稼いだお金を円に換えると利益が大きくなる企業が増えました。

【理由②】海外の投資家が日本株を買っている

「日本企業は安く評価されすぎている」と見た海外の投資家たちが、日本株をどんどん買い始めました。

【理由③】政府の政策が後押し

新しい資産形成制度「新NISA」など、個人が株を始めやすい制度も整ってきました。

子どもにとっての株

株って聞くと、「大人のもの」「難しそう」と思うかもしれません。でも、株は「会社の一部を持つこと」。自分が応援したい企業に出資するという感覚です。
たとえば、好きなゲームを作っている会社、よく使っているコンビニ、電車やお菓子の会社。身近な会社がどんな動きをしているかを知ることで、ニュースの見方も変わるし、お金の価値や社会の仕組みも学べます

歴史を知って、未来を考える

日経平均が5万円に到達した今、「株ってすごい!」「今から買えば儲かるの?」と思う人も多いかもしれません。でも、今回紹介したように、過去にはバブルとその崩壊があり、株は必ずしも右肩上がりではないことを知っておくことがとても大切です。
金融教育では、その時その時のニュースだけでなく、背景や流れもふまえて判断する力を育てることを意識しましょう。


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