金価格が史上最高に!子どもと学ぶ金と株のちがい

2025年10月14日、金の価格がついに1gあたり22,000円を突破し、ニュースでも大きく取り上げられました。これを見て「金ってそんなに人気なの?」「株とはどう違うの?」と思った保護者の方もいるかもしれません。この記事では金と株のちがいや、安全資産ってなに?どうして値上がりするの?といった疑問をやさしく解説していきます。

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金(ゴールド)ってどんな資産?

モノとして価値がある実物資産

金は株や通貨と違って、「モノ」としての価値がある実物資産です。だから、世界中どこでもお金の代わりになりやすく、国や時代を超えて価値が認められてきました。

たとえば…

  • 通貨の価値が下がっても、金は安定している
  • 災害・戦争・政治の混乱時でも、金は売れる
  • 国や会社が発行しているものではないので信用リスクがない

このような理由から、金は安全資産と呼ばれています。

なぜ今、金の価格が上がっているの?

理由① 世界的な不安が高まっているから

最近は、次のような世界的リスク(不安)が注目されています。

  • アメリカ政府機関の一部閉鎖(財政不安)
  • 中国とアメリカの貿易摩擦
  • 中東情勢の悪化など

不安な時、人々は「とにかく安心できる資産を持っておきたい」と思います。そうすると、金の人気が高まり、需要が増える → 価格が上がるという流れになります。

理由② 円安とインフレの影響

さらに、日本では円安(1ドルが高い)が進んでいます。金は世界では「ドル建て」で取引されるため、円安になると日本円での金価格はさらに上がるのです。加えて、インフレ(物価上昇)が続くと「お金の価値が下がるから、モノで持っておきたい」という心理も金価格の後押しになります。

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株式投資と金はどう違うの?

項目金(ゴールド)株式
目的安全・保険として持つ将来の成長・利益を期待して持つ
値上がり理由世界の不安・円安など企業の業績アップ・成長期待
リスク値動きはあるが比較的安定会社の倒産などで無価値になることも
配当なしあり
※企業による
実物?実物(モノ)証券

金は守り、株は攻め

カブサーでも、金と株の違いをサッカーのポジションにたとえて話します。

  • 金は「キーパー(守りの資産)」
  • 株は「フォワード(攻めの資産)」

どちらも大切ですが、目的やタイミングに応じてバランスよく持つことが大事です。

金に投資する方法もあるの?

「金の価格が上がってるなら買ったほうがいい?」と思った方もいるかもしれません。実は、金への投資にもいくつか方法があります。

方法① 現物(じっさいの金)を買う

  • 田中貴金属工業などで金地金(きんじがね)を購入
  • 手数料・保管費用がかかる
  • お守りや長期保有向け

方法② 金ETFを買う(株のように)

  • 株式市場で取引されている「金ETF(上場投資信託)」を購入
  • たとえば「1540 純金上場信託(現物国内保管型)」など
  • 少額で購入可能、日々の値動きにも対応

方法③ 金鉱株を買う(間接的)

  • 金を採掘している企業の株(米国ではバリック・ゴールドなど)
  • 株なので値動きが大きい、金価格と連動しやすい

カブサーではどう教える?

安全資産とリスク資産のちがいを体験

カブサーの授業では、金のような「価格の変動が比較的少ない資産」と、株のような「企業の成長で上がったり下がったりする資産」の違いを体験的に学べるように工夫しています。

たとえば…

  • 仮想マネーで金ETFと株を同時に保有し、1か月の値動きを比較
  • 金価格が上がるニュースを読み、「なぜ上がったのか?」を考察
  • 地政学リスクや為替の影響をカードゲーム形式で学ぶ

「なんとなく株の方がワクワクするけど、金を持ってると安心するね」と感じてもらうことが目的です。

ニュースから学びをつなげよう

今回の「金価格の史上最高値」というニュースは、投資に興味がない人でも目にした人が多いかもしれません。でも、こうした時事ニュースこそ、子どもたちに経済の「なぜ?」を伝えるチャンスです。
カブサーでは、金・株・通貨など異なる性質の資産を比較しながら、「どうやって資産を守り育てるか?」を楽しく学べるカリキュラムを用意しています。
大切なのは、上がるか下がるかよりも、なぜそうなったのかを考えること。それが子どもたちの未来の力になります。


お問い合わせ・体験レッスンのご案内

もし「子ども向けの金融教育を探している」「子どものうちから金融リテラシーを身につけさせたい」「世の中には色んな会社があることを学ばせたい」「投資の仕組みを知ってほしい」という方は、ぜひカブサーの無料体験レッスンをお申し込みください。株の仕組み、会社の仕組みを丁寧にわかりやすく解説します。

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